環状道路はどこに多いか

 

環状道路、もしくは環状線は、当初は迂回するバイパスとしての機能を持たせるために建設され、それが延長、更にはリング化される過程で、周辺地域間での直接移動や災害及び事故対策のための道路機能をも含んだ都市構造の再編を図る道路と進化しています。環状線は、都市中心部への交通集中を分散させるというのが本来の目的ですから、東京、大阪、愛知をはじめとする都市部に多く見られます。中でも典型例はやはり東京都内の環状線であり、現在も三環状線(中央環状線、外環道、圏央道)の建設が進められています。東京都内では何といっても環七、環八の2つがよく知られています。環七は、大田区平和島から練馬区、北区、足立区、葛飾区を経由して江戸川区臨海町に至る完全な円ではない環状線です。環八は、大田区羽田空港から世田谷区、杉並区、練馬区、板橋区を経由して北区赤羽に至る半円状の環状線です(環七の外側を通る)。外環道大泉IC以南が開通していない時点では、環八が神奈川~埼玉を移動する都心部よりの最短通過ルートとなっています。環状線は、沿線や通過道路近辺に住宅が形成されることで、街の活性化という都市計画の一端を担うといった機能もあります。

 

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